今宵は惹き込まれるかのようにMotionへ。活動再開する殻の企画です。と、いっても着いたらもう殻の転換中。会場はひとで溢れてました。真っ黒い布でしっかりと舞台がかくされており。静かに待っていると幕が外される。すると目をひくのは舞台上手奥の双頭のベビートルソー。双頭というより、縫い合わせてあるボディが奇形児を思わせる。顔はプロジェクターか何かで映していて、薄気味悪い、という表現が似合う。そしてノイジーなSE(これは発売されたシングルの1曲目「kosmos」でした)が流れメンバーが登場。1曲目からどっぷりと殻の世界。前のようなあの危うさなんかはなくて、休止中に優子嬢は艶やかな唄声をも手に入れたようです。吸い込まれ落とされ包まれる唄。演奏陣は流石の匠なプレイ。更に鋭く研ぎ澄まされていました。ほんとうに素晴らしいです。黒に限りなく近いグレーがマーブル状に成ってくような世界感。けれど新曲にはその場所に光が射し込んでくる希望を感じました。ますます彼らの世界は拡がってゆくんでしょう
ね。