外は台風だ、バイト行きたく無いよぅ!
…でも行って良かった。暇だし早く終わったし、ビールと餃子とラーメン奢って貰った☆ほろ酔い〜。


なんか書きたい気持ちが溢れているので、ほろ酔いの勢いに任せて、nil初映像作品「STRONGER THAN PARANOID」の感想を綴ってみる。(←夏休みなのに金も無く暇なだけ。笑)だから、まだDVD観てない人は読むべからズ!
 始まりは「 the past inplosion」。胸をざわつかせる曲。特別新しいことでは無いけど、何かが始まる予感がしない?あたしはする。
 「INPLOSIONTEENAGE GIRL」。転がってる地球。傍らに哲。地球に火種を点ける。そしてにっこり。(こりゃ哲マニアにはたまんないべ!笑。)ジャックは地球の真ん中、日本へグサリ!と刺される。nilが地球を元気にしてくって仕組みらしい。あたしはいつもnilから元気もらってるからとっても納得。彼らのプレイはパワーに満ちてる。火花散らしてるってのは巧い!メンバーのシルエットも際立って凄く格好良い。樫兄さんは御洒落帽子。似合う!可愛y(略。 哲のスタイルは相変わらず良いし。何より茂呂さんがメデューサだ!爆。あの気迫あるドラミングが再現させるのはとっても素晴らしくない?色遣いのシンプルさが像を引き立ててる。背景の白と、メンバーの黒を基調とした衣装・ドラム・ギター、ベースの青と元気に潤ってる地球のソレ。大胆で格好良い。大きく音鳴らして地球に元気与え続けてね。

 「FM」。nilのサイトでも視聴出来てたけど、フラッシュふらっしゅFLASH!!でアレだった。はっきり見えない!そんなもどかしさを解消できた今回。凝視。明らかに若いメンバー。若過ぎでアレだ。爆。

 「PLACEBO」。もう可愛いよね!太陽の昇る場面に半着ぐるみで登場するメンバー。オオカミ(T氏)とネズミ(K氏)とウサギ(M氏)。なんでその着ぐるみかが結構気になるけど、謎が作品を美しく魅せたりするものなので謎のままのがいいかもしれない。笑。着ぐるみの手じゃギターもベースも弾きにくそうだ。てか、弾いてない。笑。そんなめちゃくちゃさがね、◎。ニヤリ。エキストラなんて居ないだろうから、全身着ぐるみでのなわとびも跳んでるのもサッカーやってるのもメンバー自身なことが容易に想像がつく。むしろ喜んでやっていそうだ。笑。間奏中に登場するこの作品のヒロイン?・赤ずきんちゃん(シルエットのみ)。きゃー!オオカミが狙っているよぅ!逃げて〜!…と思ったらそんな必要無し。銃でオオカミに向かう!すかさず応戦する獣。今の世の中を上手く風刺してますね。苦笑。昼から夜になっても演奏し続けるnil。いい加減着ぐるみも飽きたのですか?茂呂さんのドレッドはどんな風に収まっていたのですか?そして、また朝が来ました。もしかしてまた着ぐるみになってしまうとか?今度は「美女と野獣」?色々おとぎ話が盛り込まれちゃってますね!

「さよならダヴィンチ」。綺麗な映像だ。この曲の良さを引き立てていて。華美な色は無くモノトーンに近い日本の晩秋の色。そこにそびえる富士山。哲の着ている「NO MORE EVOLUSION」って言葉だけが全てを主張している。この景色のようにまま幸せであるように。って思わせてくれる。綺麗だね。

 「雨と無知」。懐古の景色。これも本当に美しい。日本の風景の切り取りされた一部分。季節は冬。物悲しい海と時間。冷たい風が今にも頬にあたりそう。団地はあたしが物心つくかそれくらいに住んでいたところに似てる。懐かしさに胸がきゅっとする。3人はそこに無いもののようで不思議な存在感を持つ。日常と非日常の隙間のようだ。印象に残るのは哲の掌。全てを包むように優しく何かを抱え込んでいるみたい。彼方は何を抱えるの?

 この流れできて思うこと。nilの曲達って重みを持っているな、と。しんどいけれど誰もが持ってるそれをうまく救いあげてると思う。

 さて、「烏の目」。トップに観た「I.T.G.」と対照的な画面。黒。烏。切迫しているけれど色めき立つ演奏。火花のように光線は鳴る音にリンクして放たれる。殺伐としたままで駆け抜ける。クールで、セクシー。ライヴの時にこんな瞬間があるよね。

 「DOWN」。ところ変わって物語性を強く持つ映像。これは前にも書いたのでそっちを参照。笑。

「夜の色」。渋谷の街。見覚えのある景色。さっき見つけ出したギターとともに哲はタクシーに乗り込む。ケータイで誰かと話しているけど浮かない表情。(タバコを吸うしぐさはこれまたマニア向け。笑。)もの思いに耽って彼はどこへ向かうのか。堂堂巡りのタクシーはこんがらがってしまった思考回路のよう。そしてどこへも辿り着かないまま消えてしまう彼の姿。そんなからまったものなんてはじめから無かったってことなのかな。東京の夜の色は奇妙に不可思議だ。

気づくことは3人の髪の毛の遍歴とギターが作品ごとに違うものが使われていること。アーティストにとっては衣装以上に楽器がファッションなんでしょうね。本当に上手くnilを収めてくれていると思う!今井“天才”俊彦監督☆ライヴ会場で時々お見かけするからに彼自身格好良いお方だしv 素敵な作品をありがとございます!!と、いうラヴレターをいつか書きたいかもしれない。笑。
あ、それと、nilをよく知らないけどつい読んでしまったそこのあなた。この駄文を理解するにゃ上記作品を熟視する必要があります。しかしこの作品は限定販売になっておりますので、今すぐnilのライヴ会場へ買いに行くか、afro-skull.comにて問い合わせして入手して下さい。これは必須ですよ!笑。